【夫婦喧嘩の元】見える家事 / 見えない家事【家族関係】
家事には「見える家事」と
「見えない家事」がある。
これも、家事をやり始めて
初めて気付いた事の一つです。
特に旦那からは、「見える家事」の
さらに一部しか見えてないことが多く、
それが夫婦のすれ違いの一因になっている
ように思います。
この記事では、
そんなすれ違いを少しでもなくし、
夫婦円満に向けた一歩を踏み出すには
どうすれば良いか
考えていきたいと思います。
見える家事と見えない家事
家事には「見える家事」と
「見えない家事」があります。
これは、
「派手な家事」と「地味な家事」や、
「プラスを生む家事」と
「マイナスをゼロに戻す家事」と
言い換えてもいいかもしれません。
台所に立ってフライパンを振るうのは前者で、
毎日台所や洗面所のタオルを取り変えるのは後者。
庭の水やりをするのは前者で、
床に掃除機をかけるのは後者。
こんなイメージです。
料理を例に考えてみる
例えば、料理を作る、という家事は、
① 冷蔵庫の中身を確認する
② 1週間分の献立を考える
③ 買う食材を決める
④ 出かける準備をする
⑤ 買い物に行く
⑥ 冷蔵庫に食材を入れる
⑦ 料理する
⑧ 食べる
⑨ 後片づけをする
と進んでいくわけですが、
この内「見える家事」は⑤⑥⑦⑧⑨
でしょうか。
さらに、旦那目線だと、
⑤⑥は日中に行われることが多いため、
⑦⑧⑨しか見えていないことが
多いと思われます。
そのため、
「今日はおれが料理を作るね」と
言っておきながら、
「で、何作ればいい?」
「食材はどこにあるの?」という
ガックリくるような発言が飛び出たり、
(料理作るのはそこからやることです。)
たまに⑨の後片付けをやっているだけなのに
「おれ、家事やってますから」的な
発言をしてしまったり、
ということが起こるのです。
見えないことの何が問題なのか?
ここで改めて、上記のような状態の
何が問題なのか を考えてみます。
旦那が 家事の全体像 を知らないことで、
・家事の分担が奥さんに偏る可能性がある
・家事のほんの一部をやっただけの旦那が
「ウチは家事分担できてよかったね」
的な発言をしてイラっとする
・旦那が家事をやるときに逐一指示が必要
・旦那から「ありがとう」が出てこない
などでしょうか。
仕事でも業務の全体像を知らない
上司に相談をしても
的外れな発言や第三者的な
アドバイスしか出てこず、
逆にイラっとすることがあると思いますが、
これと同じ構造です。
どう解決するか?
結論から言ってしまうと、
「見えない家事を見せる」と
いうことにつきます。
見せると言っても、
ただ家事の様子を見せる訳ではなく
仕事と同じで「体験させる」ことが大事です。
例えば、料理を例にとると
② 1週間分の献立を考える
③ 買う食材を考える
を旦那さんに任せてみるイメージです。
初めて②③を体験する旦那さんの場合、
これだけで 2〜3時間はかかると思います。
(私がそうでした。)
これで 「料理って結構面倒くさいな」 という
見えない家事の苦労さえ分かれば、
家事分担の見直しや、
「ありがとう」という言葉につながる
一歩を踏み出したことになります。
地道ではありますが、
一つずつ見えない家事を体験させることで
夫婦円満に着実に近づいて行くと思います。
家事を経験させる際の 注意点
特に初めて家事を任せる際は
「なんで俺がやらなくちゃいけないんだ」や
「せっかくやったのに文句を言われたくない」と
関係がギクシャクしてしまう可能性があります。
そうならないためのコツとしては
1)一人でやり切れそうな家事を任せる
2)家事の結果に文句をつけない。褒める。
ことが大事だと思います。
部下に仕事を任せる際に
・実力50%増しの仕事だと挫けてしまうので、
実力20%増しぐらいの業務を任せる
・指導をする前にまずは認める、褒める
のと同じだと思ってください。
特に 2)は、旦那さんの家事の成果は
確実に奥さんの納得のいくものにはなりません。
それでも、「ありがとう。とっても助かる!」と
まずは感謝しましょう。
改善をお願いするのは何回かやってくれてから
というのがオススメです。
「なんでそこまで気を使わなきゃいけないの」と
思うかと思いますが、
いずれは奥さんのためにもなる取り組みです。
グッとこらえて実践してみてください。
うまく旦那さんを乗せれば、
今日は洗濯を・・・
今日は掃除を・・・
など、次々と体験させることができるはずです。
この地道な積み重ねが、家事分担を公平にしたり、
モヤモヤを解消する第一歩になると思いますよ。
それでは〜!